columnコラム

サカエデザインが設計だけでなく工事も行うわけ

社長の榮はアトリエ設計事務所で社会人の第一歩をスタートしました。
しかし、現在は設計も工事も行っています。少し疑問に思う方もおられるかもしれません。
今回はサカエデザインが工事を行うわけを少しお話ししましょう。

家は一品生産なのでそれぞれ個性があります。特に古い家はなおさらです。
今日職人不足から住宅に使う木材はプレカットと呼ばれるあらかじめ工場で機械により
切断加工した材料を現場で組み立てるのが主流であり、工業製品のような良い精度を有しています。

しかし、昔は大工さんが一つ一つ図面を見て材木を加工し組み立てるのが基本で、
それぞれの材には誤差がありました。

したがって、建築をつくるためには生じた誤差を上手に吸収して全体をバランスよく組み立てる技術が必要でした。

リフォームを行う住宅は古い住宅であることが多いのでこうした誤差が多く含まれています。
これらの誤差を再度調整しながらシャープなデザインを実現していくことが必要であり、
難しいところでもあります。

実はこの部分の解決がサカエデザインの得意なところの一つなのです。

設計を行うだけだと、こうした誤差には直接には向き合えません。
精度の悪さがデザインを損なうことになります。
多くの場合、設計者はその問題に目を向けないで終わってしまうことが多いのです。

サカエデザインは設計段階が終わり、工事直前の内装解体が始まったところで
もう一度デザインの実現について考え直します。
寸法の再計測、床壁天井などの仕上を剥がして下地を確認し、設計内容にフィードバックします。

それから、すぐに現場で大工さんや設備・電気の職人さんたちと一緒になって
作りやすく綺麗なデザインを行える方法を決定します。

工期の短いリフォーム工事では、設計と施工が一体とならなければこれらの修正は行えません。

サカエデザインがデザインだけでなく工事も含めてお仕事をお請けするのはこうした背景があります。
最終的な出来栄えまで責任をもって意思を貫きお客様の満足を実現し、
さらに職人さんたちまでも含めた関係者皆の満足を実現したい。

それが私たちのいつも考えていることです。

住まいづくりを考えはじめたら何かサポートやアドバイスができるかもしれません。
また、小さなリフォームもたまわります。そろそろリフォームかな、と思ったらぜひご連絡ください。

#contact見学・お問い合わせ

pagetop