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賃貸ガレージハウスの魅力を徹底解説!

皆様こんにちは。

今回は最近続々と増えている「賃貸ガレージハウス」について、その人気の理由を考えるコラムです。

ここでは主に、賃貸物件としての特性や、企画の話、「賃貸ガレージハウス」が人気となっている背景などを書こうかと思います。

実際に住んでみてどうか、といった感想やレビューは、また別の機会に書こうと思います。

 

さて、サカエデザインでは、2023年に町田市に完成した「賃貸ガレージハウス」を企画の段階から設計・施工までやらせていただきました。

企画・運営会社様の実力もあり、情報公開後、完成前にも関わらず、問い合わせが殺到し、賃貸開始後即満室、現在は空室待ち状態となっております。

このガレージハウスは、S造2階建て、1区画あたり56.23㎡(17坪)ロフト付きとなっており、1階に並列でクルマが2台格納できる

シャッター付きのガレージ、2階が風呂・洗面・トイレが別のワンルームタイプの住居スペースとなっております。

天井は片流れの勾配天井で、一番高いところの天井高さは約4mあり、大変開放的な空間です。

スタイリッシュなガレージハウス

 

賃貸ガレージハウスが人気な理由を挙げてみますと、

 

①シャッター付きガレージの魅力

②趣味スペースとしてのワンルーム

③倉庫スペースとしての利用

といったことがあります。

 

まず、単身の方または、夫婦で「住む」お客様と、セカンドハウスとして、倉庫として利用する「住まない」お客様がいらっしゃいます。

他社の事例を見ても、多くのガレージハウスは駅前一等地というよりは、少し郊外に建てられることが多いです。

サカエデザインで設計した町田のガレージハウスの場合、建物の企画段階では、どちらかというと、「住まない」お客様をターゲットとしてプロジェクト

を進めていました。しかしその後、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言を経て、在宅勤務が増えた社会情勢を考えれば、「住む」方のニーズも増えてきたと言えるでしょう。

そういった意味では、昨今の賃貸需要にマッチした物件なのかもしれません。

 

①シャッター付きガレージの魅力 について

シャッター付きガレージというのは、十分な土地に、お金をかけて建てる「注文戸建住宅」でしか実現できない、私たち庶民には一種の憧れのようなものです(笑)

故に、本当は好きな車を所有したいけれど、駐車スペースの問題、経済的な問題で、結婚や出産を機に、愛車を手放すというのはよくある話。ガレージなんて夢のまた夢・・・

サカエデザインのある神奈川県や東京都などの都心部では、カーシェアリングやレンタルサイクル、ウーバーなど配車サービスの普及によって、

そもそも自家用車を所有しないライフスタイルも増えました。妥協の境地なのか、これが時代なのか。

 

じゃあガレージなんて要らないじゃないか、という声が聞こえてきそうですが、、、

一方で、コロナ渦を経て、自家用車へのニーズが若干上がったという見方があります。

例えば、休日にアウトドアへ出かけたり、オンラインで仕事をしながら車中泊旅をする、といった趣味、

実家への交通手段として、避難のための移動手段として、三密を避けて家族で移動するために自家用車を保有する、という考え方もあるようです。

実際に、一般社団法人日本自動車販売協会連合会の資料によると、2021年まで減り続けていた新車登録台数が、2022年以降増えています。

トヨタ自動車の業績ハイライトでは、2021年3月期以降、生産台数も営業収益も増加を続けています。

さらに、(これは自動車業界の戦略でもあると思いますが)スーパーカーブームの再来旧車ブームの到来です。

1975年に週間少年ジャンプを読んでいた子供たちが60代、70代になり、経済的な余裕を持ったことで、本質的にクルマの所有欲がある人たちが購買層になっている、ということです。

総務省統計局年齢別人口ピラミッドを見ても、1947年~49年の第一次ベビーブームと1971年~74年頃の第二次ベビーブームに生まれた世代の人口比率が最も高いことが分かります。

 

そこで、シャッター付きガレージハウスの魅力の話に戻りますが、

子育てもひと段落し、経済的な余裕も出てきたので、再び趣味の愛車を所有してみようかな、というニーズに叶うのが、賃貸ガレージハウスです。

ピカピカの愛車を眺めながら至福のひとときを味わう、雨に濡らせない旧車でも、オープンカーでも大丈夫。2台駐車できれば、普段使いのクルマも保管できます。

都内の住まいはそのまま残してセカンドハウスとして借りる方や、住まいを賃貸に出して引っ越す方。自宅を売却して賃貸併用で建てる方もいらっしゃいます。

さらに、若いサラリーマン世代でも、郊外に移り住み、テレワークで都心の会社に勤めながら愛車を所有してガレージハウスに住む、という選択肢も。

郊外の地価相場であれば、それほど大きなお金をかけずとも、実現できてしまう魅力があります。

 

②趣味スペースとしてのワンルーム

クルマやバイクの保管だけでなく、時間を気にせず出来る整備メンテナンス、古い車体のレストアなんかも出来ます。

シャッター付きガレージは、作業を途中で止めても、そのまま置いておけるのが最大の魅力ですね。

サーキット走行用の愛車保管やタイヤ、パーツの保管も出来ますし、

クルマやバイクだけでなく、自転車、釣り道具、サーフィン、ジェットスキーや小型ボート、カヤックやカヌー、キャンプ用品なども置けます。

他にも、趣味のスペースとして、アトリエとしてガレージハウスを活用される方もいらっしゃいます。

ガレージは防塵塗装が施され、多少の汚れにも耐える仕様ですので、絵画や彫刻、陶芸や鉢植えの園芸等にも使えます。

音の問題が無ければ、大型犬のスペースとして利用することも考えられますが、賃貸ですので、大家さんや管理会社との相談が必要ですね。

2階ではジオラマ模型製作書斎としての使用はもちろん、ギャラリー趣味室としてもいいですね。

当然キッチンや水回りもありますので、自宅に大勢の客人を招くのは抵抗があっても、ここなら気の合う仲間たちとゆっくり時間を過ごすことが出来そうです。

楽器の演奏は電子ドラム程度でしたらイヤホンを使用して可能かと思いますが、防音仕様のガレージハウスというのが今後出来るとまた可能性が広がるかと思います。

積水化学工業の子会社で、住環境に関する調査・研究をしている株式会社住環境研究所による中高年の生活・住まいに関する意識調査」(2018年なので少し古いですが・・・)

では、「夫婦といえども一人の時間がほしい」や「家族一人ひとりの生活尊重」、「定年後に向けた生きがいの準備」といった項目が2000年の同調査よりも増加傾向にあったそうです。

 

③倉庫スペースとしての利用

法人のガレージハウス利用も増えています。

単に社長の趣味室?かと思いきや、通販の在庫一時保管場所としての利用や、電材や機械類の倉庫として、

海外向けウェブビジネスの流通基地としての利用もあるようです。

キャンプ用品やキャンピングカー、釣りや登山、マリンスポーツやサーフィンなどの保管やメンテナンス、

それらを請け負う仕事に使っておられる方もいらっしゃいます。海が近い立地であれば、ボードや釣り竿の保管サービスなどもあるかな?

賃貸の場合、法人登記の可否については、それぞれの物件によって規定があると思いますので、大家さんや管理会社に相談してください。

また、住居利用のみで募集されている物件もありますので、テナント利用には業種や利用目的などの事前相談が必要です。

その他、消防や保健所などの申請が必要な場合や、風営法、建築基準法に違反する利用は退去させられる可能性もありますので、注意してください。

 

是非今後の住まい方の参考になさってください。

賃貸ガレージハウスについて、次回は投資の観点からお話ししようと思います。

法務省統計局 人口推移 https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2022np/index.html

一般社団法人自動車販売協会連合会 「登録車+軽自動車販売台数」https://www.jada.or.jp/pages/343/

トヨタ自動車 業績ハイライト https://global.toyota/jp/ir/finance/

株式会社住環境研究所 「中高年の生活・住まいに関する意識調査」https://www.jkk-info.jp/publicity/deteil/id=99

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