こんにちは!広報だけじゃなく、経理も担当しています、佐々木です。
新卒入社してから早8カ月目を迎えました!さすがにいろいろと慣れてきて、気持ちの余裕が生まれてくるかと思いきや、覚えるべきこと、勉強することはどんどん出てくるので、そんなに甘いもんじゃないよな…と気づかされる秋の季節となっています。落ち葉を踏んで歩くの楽しいなあ。
現在わたしは経理担当として、すでに支払った経費についての業務を任されているのですが、そろそろ支払う前の段階「発注」についても任せたいということで、代表から
代表:「床材の発注ができるようになろう」
と指令が出ました。
佐々木「床材の発注!…いったいなにをどうしたらいいですか?」
代表「まあ、拾えるようになったらいいんじゃない?」
佐々木「拾う?何を拾うんですか?どんぐりですか?」
代表「トトロのメイちゃん(笑)」
代表「『拾う』っていうのは、図面を見て、床だったり壁だったりの材料がどれくらい必要か、計算することだね」
佐々木「ほえー」
「拾う」とは「拾い出し」や「数量拾い」と呼ばれる作業で、図面をもとにその建築物を建てるために何がどれくらい必要なのか、計算することを指します。この計算結果に基づいて、見積を出したり、材料の発注をかけることになるので、建築業において必要不可欠な工程となります。今までこの作業はすべて代表ひとりで行っていたそうなので、一刻も早く佐々木もできるようになりたいところ。
ということで、拾い出しやってみました!
「いちばん難しくないのは床だ」という代表のアドバイスのもと、まずは床のフローリングの拾い出しに挑戦してみました。今回は下記画像の図面を使って、床に貼るフローリングの数量を求めていきます。(まずは練習なのでざっくりと発注するべき量がわかることが目標です)
では早速やってみましょう。
全体の面積を出すのは文系の私でも簡単ですね!特に今回は長方形のお部屋なので単純です。
幅8m × 奥行5.3m = 42.4㎡(寸法は一例です)
お風呂や階段などはフローリングを使わないので、省いていきます。
UB(ユニットバス): 幅1.8m × 奥行5.3m = 9.54㎡
階段: 幅3m × 奥行1.4m = 4.2㎡
全体ー(UB+階段)= 42.4 - (9.54+4.2) = 28.66㎡
これで、フローリングを貼る面積がおおよそ28.66㎡だということが分かりました!
以上で出した面積の単位はメートル法による28.66㎡なのですが、建築業界では尺貫法(尺や坪などの単位)が慣例となっていることもままあります。今回もフローリングはおおよそ1坪=1ケースで販売されているという想定なので、㎡⇒坪⇒ケースの順で、発注するべきフローリングの量が分かります!(1ケース内の量はメーカーや商品によって様々です)
ここで代表から神のひと声が。
代表「〇㎡ × 0.3025 = 〇坪 になるよ」
「〇㎡ × 0.3025 = 〇坪 になるよ」!!
1尺が何メートルで〜、1坪が何㎡で〜、などとやってると知恵熱が出そうだったので、とにかく「0.3025」をメモメモ。
つまり、2で出した面積28.66㎡ × 0.3025 = 8.67坪 となります。
以上の結果を踏まえると、
8ケースだと足りないので最低でも9ケース、ロス分なども考慮して10ケース注文する。ということがわかりました!
これでひとまずは、ざっくりとフローリングの拾い方が分かりました。実際にはもう少し精査して過不足がないように調整します。
実は計算が終わったあとしばらくは、何の注文数が分かったのかを分かっていなくて(角材かと思っていました…笑)。色々こんがらがっていました。計算方法も重要ですが、まずはどういった材料があって、どういう時に使われるのかということを知るのが大事ですね。
次回はリフォームを行う際の床の工法の種類についてまとめてみようと思います。弊社代表が建築超初心者&文系女子の佐々木にも分かりやすく説明してくれたので、リフォームをお考え中の方やDIYに興味がある方など、ぜひ参考にしてください!